回想録 第6話「汐湯に入る!」

私のアトピーの症状は、ひどいものでした。

特に、顔と首にかゆみが出ていて、かゆくてかいてしまうと、皮ふから汁のようものが出てきてそれが固まり、私のほっぺたは、ゴワゴワ固く、ふくらんでいました。

まぶたは腫れて、目が細くなっているために、人が変わった様でした。

それでも私は、薬を使わないで改善させる方法を模索していました。

そんな時、近所の幼なじみの、Nちゃんのお母さんから、

「汐湯(しおゆ)はアトピーに効くらしい」という話を聞きました。

私は、(汐湯かぁ、本当に効くんかな?なんだか、肌にしみて痛そうやなぁ)

と、あまり気が進みませんでしたが、

さっそく、幼なじみのNちゃんと一緒に行ってみました。

こじんまりとした、古い建物の中に、その汐湯のお風呂がありました。

Nちゃんが先に入り、彼女はとても気持ちよさそうでした。

いざ、私も入ってみると、

やっぱり、首や手足の傷に、しおのお湯が

ものすごくしみて痛かったのです。

私は思わず「ひぇ~!」と、さけんでしまいました。

案の定、あまり長くは入っていられず、すぐにお湯から出てしまいました。

教えてくれた、Nちゃんのお母さんの気持ちは大変ありがたかったのですが、

私は(汐湯はもういやだ~)と、つくづく思ってしまったのでした。

第7話「アトピー治療?」へつづく…