私たちのカラダは塩が切れるとどうなってしまうのでしょうか・・・。私は以下の内容を教わりました。
・元気がなくなる
・カラダがだるく、食欲がなくなる
・顔色が青白くなる
・体温が下がってくる
・肝臓、心臓、腎臓の働きが悪くなり、血液の浄化が上手くいかなくなり、体内に余分な水分と毒素が溜まってしまうため、むくみが出てくる
・筋肉が弱くなり、骨格を支えられなくなり骨盤のズレが起きて、腰痛や肩こり、偏頭痛になる
・立ちくらみ、めまい、心臓の発作や不整脈、低血圧、高血圧になる
私はこの内容を聞いて、塩が本当に大切なものなのだということを知り、とても驚きました。
赤峰さんは、さらに話を続けてくれました。
赤峰さん 「現代病の多くは塩切れ(=自然海塩の欠乏)から起きてるんよ。例えば、夏バテは塩切れの証拠なんよ。汗をかくからと塩分をとらずに合成甘味料の入ったドリンク剤を飲むとカラダの筋肉は緩んでしまって、胃腸の働きまで弱らせてしまうんよ」
私 「合成甘味料・・・そうでしたね」
赤峰さん 「さらに悪いことには、Hちゃんも知っとるように、甘いものはカルシウムや塩分の不足を起こし血液を酸性化させて、風邪の原因になったり傷口の化膿の原因になったりするんよ」
私 「私のようなアトピーの人が増えたり、その他、様々な病気が増えているのも、これが1つの原因ですね」
赤峰さん 「そうなんよ。塩の大切さに気が付いたのはHちゃんが生まれるもう少し前やな、土の分析を学んでいる頃、植物細胞や動物のカラダ細胞の水分を調節してくれているのが塩だということを知って、本当にびっくりしたんよなぁ。そして、人体にとっても塩が不可欠であること、植物も動物も塩なしでは生きてゆけんということを知ったんよ」
私 「以前教わった、地球上のすべてのエキスが溶け込んでいる海、命をはぐくむ海水からとれた塩は、命のエキスでしたね」
赤峰さん 「そう!よう分かっとるなぁ。そんな本物の自然海塩であれば人体に悪いわけがないと思って、自分で人体実験を始めたんよ。沖縄の塩工場へ行ってなぁ、そこでは外国の塩を買って、工場で4時間水炊きにして真っ白い塩にしよったんよ。それがシママース*やトミシロ塩なんよ」
私 「あっ、その塩やったら、自然食品のお店で見かけたことがあります!」
赤峰さん 「そうそう、あるよなぁ。その頃は塩田法*というのがあってな、日本で塩が作れんかったんよ。そのシママースを舐めてみると、専売公社の塩*とは一味も二味も違うんよ。味噌やたくあんをこの塩で作ってみると本当においしかった。その当時の私の血圧は120~130やったけど、高血圧になっても構わんと思って、からい(しょっぱい)みそ汁とたくあんを毎日食べて血圧を測ってみたんよ」
私 「すると、どうなったんですか?」
私は身を乗り出して聞きました。
赤峰さんはニコニコしながら答えてくれました。
第24話「気持ちを新たに」へつづく…
*シママース・・・輸入天日塩(メキシコまたはオーストラリア産)を沖縄の海水で完全に溶解した後に、平釜にて再結晶させる方法で製造された塩。
*塩田法・・・1971年(昭和46年)4月に成立した「塩業近代化臨時措置法(塩専売法)」により、従来日本で行われていた流下式塩田製法が全廃され、イオン交換膜製塩への切り替えが起こり、製塩業は化学工業化された。
*専売公社の塩・・・イオン交換膜製塩法による化学工業塩(ナトリウム99%以上の過精製塩)、いわゆるスーパーなどに食塩と書いて100円ほどで売っている化学塩のこと。
☆イオン交換膜製塩法について、詳しくはこちらのページをご覧ください。http://www.shio-ya.com/general_salt/ion_exchanged.html

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はじめましてのかたへ、よろしければまたのぞいてみてくださいね♪ ふうよしママ