小児科の先生に言われた通り、肌と精神をきたえるために、私は毎日、水かぶりを始めました。
始めた時期があたたかい季節だったので、
なんとか、毎日がんばってカラダに水をかけることができました。
でも、水かぶりをしているだけでは、一向に症状は改善しません。
そして、だんだんと、さむい季節がやってきました。
さむい時期につめたい水をかぶるのは、さむくて、とてもつらいことでした。
もう一度、同じ小児科の先生に診てもらいにいきましたが、結局、処方してもらったのは、ステロイド剤の入ったぬり薬でした。
私は母と話して、もう病院へ行くのはやめることにしました。
第6話「汐湯に入る!」へつづく…