食品の相性 【魚類・肉類編】~相性の良いおすすめの組み合わせは?~

昔から食べ物には相性というものがあって、伝統料理として世界各地に残っているようです。

日本は海に囲まれた国ですから、魚をたくさん食べてきました。

次の取り合わせはすべて陰陽の組み合わせで、毒消し作用にもなっているそうです。(陰陽については、「陰陽」のお話をご参照ください)

刺身のツマなどは決して飾りではなく、先人たちの経験と知恵から生み出されたものですから、それぞれの食べ物に合わせて準備をし、みんなキレイに食べた方が陰陽のバランスが取れて、体に良いそうです。

毎日のお料理の参考になさってみてください♪

食品の相性 ~魚類・肉類編~

近海の魚類(サンマなど)・・・大根おろし

やや遠い海の魚(カツオなど)・・・ショウガおろし

遠洋の魚(まぐろなど)・・・わさびおろし

川魚(鮎、鯉、フナなど)・・・タデ酢、酢味噌、かぼす、すだち

エビ、カニ、牡蠣、その他甲殻類・・・自然醸造酢、柑橘類

天ぷら、フライ・・・大根おろし、柑橘類

卵、鳥肉・・・ねぎ類、シイタケ、キノコ類

肉類・・・ねぎ類、にんにく、ショウガ、キノコ類、ジャガイモ、トマト、なす、ピーマン、香辛料

*アトピーを改善するために食養生中の方は、養殖の魚類や肉類はお控えください。(アトピーから解放されるためにも併せてお読みください)

参考文献:兎龍 都著『陰陽ことはじめ』

刺身のつま★まめちしき★

つまの薬効

年配の方の中には、刺身のつまを「毒消し」と考えている人も多いようですが、それもあながち間違ったことではありません。もちろん刺身に毒があるわけではありませんが、生魚を食べた後の口の中をすっきりとさせ、生ものを食するリスクを軽減する上で、つまが大きな役割を果たすのです。
つまとして使われるのは、代表格の大根のほか、大葉(青ジソ)、セリ科の植物ハマボウフウ、海藻類、食用菊などです。

【大根】 大根に含まれるジアスターゼという酵素は、消化吸収を助け、胃をスッキリさせる働きがあります。
【大葉】 大葉には抗酸化作用や解毒作用があり、漢方では「解魚蟹毒」の生薬として知られています。漢方では、風邪を予防する働きも知られています。
【ハマボウフウ】 ハマボウフウは「浜防風」という字があてられるように、風邪を予防するといわれる植物。大葉と似た働き持つ成分を含んでいます。
【海草類】 海草類はビタミンやミネラルが豊富で、胃腸の調子を整えるのにも効果があるといわれます。
【食用菊】 食用菊は見た目がきれいなだけでなく、血圧を下げ、気持ちをリラックスさせる効果があるといわれます。

いいことがいっぱいの刺身のつま。ぜひ残さずに食べるようにしたいものです。

マルイチ産商さんより

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